左:このコンサートのために用意された花スタンド  右:開演前のリハーサル
左:シューベルトを歌う松浦豊彦氏
右:インタビュー 左から、司会の西山淑子、松浦氏、伴奏の真田さん
コンサート報告 『Fresh concertCMD2003』
〜より豊かな音楽の未来をめざして
              
   2003年3月19日 新宿:角筈区民ホール

リストの『バラード第2番』を演奏する岩槻佳枝さん 右:インタビュー 司会の西山淑子と
左:ベッリーニのアリアを歌う吉松亜依さん
右:インタビュー  左より司会の西山淑子、吉松さん、伴奏の金益氏
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 去る、3月19日(水)午後6時半より、『Fresh Concert 2003』が、角筈区民センターホールにて開催されました。今回のコンサートは、会員の推薦などにより、会外から若い音楽家達を募り、本会の主催コンサートとしてマネージメント等について本会がすべての責任を担うという形で開催したものですが、これは本会としては初めての試みです。

 コンサートには伴奏者を併せて計15人の若い音楽家達が参加し、会場には若い熱気が漲っていました。小道さんの伴奏をした岸洋子さん以外は、本会ののコンサートへの参加歴はなく、どのような演奏を聴かせてくれるのか一抹の不安がないではなかったのですが、まず、トップで演奏した岩槻佳枝さんが、そのような不安を吹き払うような表現力豊かな音楽を奏で、次々とステージに立つ若い音楽家達が、コンサートが終わるまで熱気と音楽的感興を引継ぎ、決してそれを損なうことなく持続できたことは予想以上の成果といえると思います。何分にも殆どの演奏者がまだコンサートの場数を踏んでいない若い人達だったので、演奏し始めの段階では緊張気味で硬さも目立ちましたが、音楽が進行するにつれて音に集中することが出来るようになり、聴き応えのある熱演が続きました。そしてコンサート終了後、賛助会員の阿部敏勝氏の「十分堪能出来ました」という言葉に代表されるように、コンサートを聴きに来ていただいた多くの方々からというお褒めの言葉をいただきました。もちろん、部分的には未熟を見せたり、過度の緊張から小さなミスが目立ったりする部分もありましたが、総じてこのコンサートの演奏のため一生懸命研鑚を積み重ねてきた出演者の音楽に対するひたむきな姿勢が感じられ、それが訴える力となり聴衆の心に響いたものと思います。個々のステージについての批評は、この紙面では差し控えさせていただきますが、その代わり全出演者のステージ写真を掲載させてもらいます。
  報告&写真撮影:本会事務局長 中島洋一
                



左:スクリャービンを演奏する植田 さや香さん
右:インタビュー 司会の西山淑子と
右:メトネルを演奏する岩間俊恵さん
右:演奏後のインタビュー 司会の西山淑子と
左:ドニゼッティを歌う高波亜由実さん
右:インタビュー 左より西山淑子(司会)、田子篤子さん(伴奏)、高波さん
ブラームスの『クラリネットとピアノのためのソナタ第二番』の力演
左 山口有希子さん(ピアノ)、右 戸田竜太郎氏(クラリネット)
演奏後のインタビュー風景 左:戸田竜太郎氏に聞く
右 山口 有希子さんに聞く 司会は西山淑子
左:チェロを演奏する湯原拓也君、背後は伴奏の澤田友子さん
右:演奏後のインタビュー 司会の西山俊子と
左:コープランドを歌う小道一代さん(メゾ・ソプラノ)
右:演奏後のインタビュー 左より司会の西山淑子、小道さん、岸洋子さん(伴奏)
 出演者が全員そろって