研究部会第一回例会報告
 ★ 日本における洋楽導入の経過(一)★
     
           発表者    道下京子
 7月30日(月)15時から目白の金原礼子さん宅でひらかれました。
出席は、道下京子、助川敏弥、野口剛夫、畑山千恵子、金原礼子。
 「広島、呉、地区における洋楽の導入経過」について、詳細なレジュメをもとにした報告があり、質疑が活発にあり、充実した成果をあげました。今回のテーマは今後も継続します。
                                              報告:助川敏弥


発表者のコメントと感想

研究会に関するコメント・・・:

 研究発表「近代日本における洋楽導入をめぐって〜明治期における広島県呉市をモデルケースとして〜」
 集まったのは、会場提供者の金原礼子氏、助川敏弥氏、野口剛夫氏、畑山千恵子氏、そして発表者の道下。
 研究発表は「音楽の世界」2001年6月号に沿った内容で、発表者の作成した詳細な年表をベースに、より詳細に当時の状況を説明した。
 研究発表とは無関係だが、呉市の図書館および資料館などで、「音楽の世界」6月号は所蔵されている(はず)。
 (リクエストによる。)


感想:

「音楽の世界」6月号を執筆した時点から、あまり研究ははかどっていない。一次的な資料の少なさは、私の悩みの種だ。旧海軍兵学校にあった海軍軍楽隊関係の資料を含めてほとんどの軍関係の資料は、米国軍の手に渡る前に、3日3晩かけて焼却されたという。これは、防衛庁事務官から伺った話である。しかし、(例えば)毒ガス研究の第一人者のお話によると、米国軍に渡った資料の一部はワシントンにあるという。
この研究の難しさを、改めて感じている。    (報告:道下京子)
左より、畑山。金原、道下、野口の各氏
前列左 畑山、後列左 金原、後列右 道下、前列右端 助川の各氏
当日の写真     写真提供:助川敏弥氏
   次回は9月24日(月・祭 ) 高橋雅光氏「日本童謡の歴史」


次回、第二回例会は、9月24日(月)・祭)15時から、目白の金原礼子さん宅で。
報告者は高橋雅光氏。テーマは「音楽の世界」七月号に掲載された主題「日本童謡の歴史」。
紙面では書き切れなかった研究を総合報告します。
今回の道下報告と接点、関連面が多く、両者の総合による成果が期待されます。
特に12月の「こどものゆめ」コンサート出演予定の会員はふるってご参加ください。


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