「日本語の旋律化」研究会 第三回
報告
開催日時:  11月21日(水)18:30松尾スタインウェイ・スタジオA

外国曲の研究も含み、母音の効果について
  声楽、作曲だけでなく、器楽演奏のためにも有益な研究を行う。


 「目本語研究会」第三回では、これまでと変り、研究テーマをしぼり、母音の中でも声を出しにくいとされる、i,e,u,についてとりあげました。
声楽部会佐藤光政氏と作曲の助川敏弥が対話の形で進行し、試作曲で徹底的に三つの母音の発声について、音域別、リズム別、強弱別に、試唱し、その効果の違いを探究。それから、今回はじめて外国の名作曲をとりあげ、Puccini「ある晴れた日に」、Schubert,「Lindenbaum」、「St ndchen」、を研究、Pucciniの出だしが高音域のuで始まるのは何故か、訳詞では失われたその効果、表現内容との関わりなど、Schubertの分析でも、表現と音の出し方について、はじめて知ることができました。これらのことは、ピアノや弦楽の人たちも知っておいた方がいいことです。音の扱い方、出し方に考えるべきことが多く含まれています。参加者は会員10人、会員外6人でした。
    (報告:助川敏弥)

参加費: 会員500円.非会員1000円


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