研究部会第第7回例会報告
★ 「黛敏郎の音楽について(2)」★
発表者 西 耕一
研究部会第6回例会は、12月15日(月)3時から金原さん宅で開かれました。
今回は前回に引き続いて非会員の西耕一氏が「黛敏郎の音楽について(2)」というタイトルで発表することになりました。
第2回目は、黛氏の代表作『涅槃交響曲』を中心に、その前後の作品について、映画音楽、ミュージカルなども含め前回同様豊富な音の資料を引用しながら発表されました。
その間、やはり前回と同様、活発な意見や質問が飛び出しました。その一例をあげますと、「黛氏と電子音楽の関係」、彼は60年の前半に「自分は電子音楽には興味を無くした」と電子音楽離脱宣言をし、その後電子音楽作品を手がけていないこと。(中島氏指摘)、劇伴音楽についても「彼の劇伴は最盛期のものについては劇伴といえども、豊かな才能を感じさせるが、晩年のものはありきたりになっているのでは」との指摘も出されました。
参加者は以下の面々でした
1.助川敏弥・2.中島洋一・3.北條直彦・4.遠田健・5.金原礼子・(以上会員)
6.添田里子(賛助会員)・*7.西耕一・*8.橘川琢・*9.曽根和久 の各氏で、*印は非会員の方々です。
なお、『音楽の世界』2002年12月号、2003年1月号に『黛敏郎の音楽と生涯』というタイトルで、この研究部会例会に関係した西耕一氏による研究レポートが掲載されておりますので、ご一読下さい。
以下に西耕一氏のホームページのURLを紹介します。
【黛敏郎の音楽 日本の作曲を聴く】 http://www003.upp.so-net.ne.jp/johakyu/
報告:中島洋一
《当日の写真》 撮影:中島洋一
写真の一部を発表者の要請により削除しました。
発表する西耕一氏
出席者の面々、 後列左より助川、遠田、橘川、北條、添田、曽根の各氏
後ろを向いているのは金原礼子氏
左:金原礼子さん、右:曽根和久氏