研究部会第第9回例会報告
 ★ 「19世紀ロマン主義の展開と黄昏T」
 
     
           発表者    中島洋一

 12名の参加者があり、研究部会例会としては盛況な会となりました。
会は、まずゲーテの文学の原点にあるものについて触れ、20世紀の文学と比較して、19世から20世紀に至る時代精神の変容について概説がありました。
 次はヨーロッパの近代、現代の歴史を開いたフランス革命についての概説があり、本題であるワグナーの作品(さまよえるオランダ人、タンホイザー、トリスタンとイゾルデ)を通して、19世紀のロマン主義の本質、とその変貌について発表者の説が展開されました。
 最後には、主にワグナーの作品について、文学、音楽の両面から参加者の自由な発言に基づきディスカッションが行われました。
 このテーマにおける2回目の発表は、9月になる予定ですが、次回はワグナーの影響とワグナー以降の音楽、フランス印象主義、ドイツ表現主義、および同時代の美術、文学などに触れながら、19世紀→20世紀の芸術思潮の根底にあるものを探って行く予定です。
                     
出席者:中島(洋一)、金原、助川、大久保、畑山、遠田、吉田(賛助会員)、眞鍋(非会員)、橘川(非会員)、西(非会員)、小宮(非会員)、湯浅

                                        報告:湯浅玲子

               《当日の写真》 撮影:湯浅玲子

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 左より、助川、真鍋、畑山の各氏、頭が見えているのは西氏
 左:吉田真氏、右:大久保 靖子氏
 左より金原、橘川、小宮、西の各氏
左より、吉田、大久保、中島(発表者)の各氏、後ろ向きの前列 右:西氏、左;橘川氏
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