研究セミナー 『アンサンブルの研究 U』
《 う た と ピ ア ノ 》
(独、仏、伊のセレナーデの演奏を研究)
《報 告!》
アンサンブルの研究U(うたとピアノ)は、 6月29日(土)16:30〜19:00 松尾スタインウェイAスタジオにて行われました。今回は講師に佐藤光政氏、ピアノ伴奏試演を太田恵美子さん(ピアノ)が担当しました。
当初の予定では、三曲のセレナードを佐藤氏以外の声楽部会員にも歌ってもらうはずでしたが、今回は結果的に佐藤光政氏が司会と歌の両方を担当することになりました。
独、伊、仏の三つの言葉によるセレナーデを演奏し、ピアノの伴奏に対して佐藤氏や他の参加者から様々な意見が出されました。歌の出や、ブレス、フェルマータなどに十分配慮し、その音楽と歌い手を生かす伴奏をすることが、いかに難しいことであるかが、非常にポピュラーな名曲の演奏を通してよく判りました。
また、この日は色々な専門分野の方々が参加したため、質問や意見の内容も狭い意味での音楽領域にとどまらず、言語学的な視点からの質問や意見などもあり、有意義でした。
佐藤氏自ら伴奏による弾き歌いなどもあり、とても楽しいセミナーとなりました。なお、後日、公演企画部長の北條直彦氏より、詳細にわたる報告がなされる筈です。
事務局長: 中島 洋一
取り上げた楽曲
シューベルトのセレナーデ
グノーのセレナーデ
トスティのセレナード
トセリの嘆きのセレナーデ
講師:佐藤光政、伴奏試演者:太田恵美子
写真撮影: 中島 洋一
セレナーデを演奏する太田恵美子さん(ピアノ)と佐藤光政氏(バリトン)
ピアノ伴奏試演者の太田恵美子さん
講師の佐藤光政氏
当日の参加者の面々